株式会社ウェスティックエナジー 環境ソリューションセンター

株式会社ウェスティックエナジーは、上越市や妙高市、飯山市の家庭や、飲食店などの事業所から出される廃棄物、リサイクルされる古紙類やプラスチック、アルミ、スチール缶、ビン類等を回収しています。

環境ソリューションセンターでは、リサイクルが可能な資源（古紙やプラスチック容器・包装材など）を、リサイクル事業者が原材料としてスムーズに加工できるよう、選別・圧縮などの中間処理を行なっています。

また、リサイクルされたプラスチック原材料を用いて、プラスチック製の杭や物流につかうパレット、自治体の指定ごみ袋など、自社製品「ウェステックリプラ製品」を製造しています。

廃棄物回収には「汚い」「つらい」という印象があるかもしれません。

会社としては、このイメージを変えていきたいと思ってきました。車両を明るい色にしたり、Wastecレンジャーのキャラクターを入れたりするなど、工夫をしてきました。

また、住民の方をはじめ、お客さまと触れ合う機会が多くあります。丁寧な対応をすることで、お客さまに「ウェスティックで良かったな」と思っていただけるように心がけています。

2021年の豪雪で、道路除雪の作業が追いつかず、廃棄物の回収ができないことがありました。あのとき痛感しました。「わたしたちの仕事は、電気やガス、水道といっしょで、社会を支えるライフラインのひとつなんだ」と。「地域にとって重要な仕事なんだ」と。

それだけ、この仕事に誇りを持っています。地域になくてはならない存在になりたいです。

近年、SDGsという言葉が多く知られるようになりました。弊社の業務は、特別SDGsと言わなくても、すべて当てはまっているのが特徴です。

たとえば、プラスチックの容器・包装材を選別すると、どうしても不適合になってしまうものが出てしまいます。また、機密書類など処理が難しいものがあります。そのようなものでも、細かく粉砕して固形燃料にし、ボイラー燃料の補助剤としてご利用いただいています。

また、弊社ではプラスチック製の杭を製造しています。以前、ホームセンターで売られている杭と言えば、木でつくられたものが一般的でした。しかし、木が原材料の場合、森林を伐採しなければなりません。また、木は時が経つと腐ってしまいます。一方、プラスチックなら腐らず、半永久的に使えます。

すべての資源をロスなく製品化することで、循環型社会を目指しています。売り上げの一部は養護施設などに寄付しています。

市民生活があれば、そこに必ずあるのがわたしたちの仕事です。わたしたちには「製品を作っている」というプライドがあります。持続可能な社会に貢献でき、それを実感できる、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

近年は全国的に暑くなっているため、スポットクーラーを入れたり、プレハブを置いてエアコンを設置しています。

また、女性の社員のための専用更衣室や休憩室など、働きやすい環境を整えております。

子どものころからウェスティックのトラックを見て育ちました。黄色いトラックがとても好きで、子どもながらに「運転手の仕事、したいな。乗ってみたいな」と思っていました。

ごみを回収にきたウェスティックの方が、子どものわたしにも愛想よく接してくれたのが印象に残っています。トラックにもあこがれていましたが、実は、こうした社員の方のふるまいにあこがれていたのかもしれません。

以前は異なる仕事をしていたのですが、ウェスティックの求人が出ていることを知り、もう、うれしくて！　すぐに面接に行きました。

いまは、小さいころからあこがれていた黄色いトラックに乗ることができて、とても幸せです。

廃棄物を回収していると、小さいお子さんがトラックに手を振ってくれるんですよ。この仕事をしていてすごく癒される瞬間です。

毎日同じ仕事じゃないところも、幸せに感じます。曜日ごとにいろんな地区をまわるため、一日一日が新鮮です。また、春、夏、秋、冬、四季折々の景色が楽しめところも気に入っています。

ウェスティックの職場環境について、わたしは「家族みたいだな」と感じています。

仕事をしていると「こうした方がいいよ」「ああした方がいいよ」とアドバイスをしてくれます。また、冬になると、雪が降って回収に時間が掛かることがあります。そういうときでも、早く終わった人が応援に駆けつけてくれます。

ウェスティックは気さくな方が多いです。仕事についても、やさしく教えてくれます。こうした、家族みたいな関係が、働きやすさのひとつですね。

いま、ルートサービスの女性は2人です。以前はわたし1人でしたが、2人になって、とても心強く感じています。

最近の目標としては、もっと女性を増やして、男性に負けないチームを作りたいなと思っています。男性と女性が半々ぐらいになったらいいなと思いますね。

ウェスティックは女性が働きやすい職場です。本社の横に「わくわくちびっこ園」という会社が運営している保育施設があります。以前わたし、孫を預けて出勤してたんです。小さい子どもがいるとなかなか働くことができずに、悩んでいる方も多いと思います。子どもを預けて働く。うまくいけばお昼休みに子どもの顔を見に行ける。ウェスティックでは、そういう働き方ができるので、Ｉ❤53（アイラブごみ）Tシャツを着て、是非いっしょに働けたらいいなと思います。