タカダステーションホテル

タカダステーションホテル 代表取締役社長の竹内洋之と申します。

当ホテルの前身は戦前からこの地で営んでいた旅館「朝日屋旅館」でした。
部屋数15ほどの小さな旅館でしたが、大相撲の巡業で力士が宿泊したこともあるそうです。
幼少の頃なので記憶はありませんが、力士が私を抱っこしてくれたと聞いています。

高田駅前の開発を機に、1996年9月にビジネスホテルとして新たに生まれ変わりました。

シングル34室、セミダブル2室に加え、ビジネスホテルとしては珍しいかもしれませんが和室が12畳2室、8畳1室ございます。
ビジネスホテルとしての開業を機に、私もスタッフとして業務に携わることになりましたが、2020年に経営を母から引き継ぎ現在に至っております。

当ホテルが目指すのは「親切丁寧な接客を」です。
ホテルとしての規模は大きくはありませんが、だからこそできる細やかなサービスを心掛けております。

ご予約の際にご要望いただいた備品等は前もって客室にご用意させていただいたり、そのご要望を記録として残し、次回ご利用いただく際にもお客様が不便に思われないように取り組んでおります。

おかげさまで開業から28年、高田駅から徒歩1分という利便性に加え、ビジネス、長期滞在、観光、会食後の宿など使い勝手のいいリーズナブルなホテルとして市外はもとより市内の皆さまにもご利用いただいております。

当ホテルはパートさんを含め12人のスタッフがシフト制でそれぞれの業務を担っております。
業務は主にフロント・厨房・清掃の3つのセクションに分けられます。

フロントスタッフはカウンターでは受付や電話応対、事務室では予約のチェックや管理などの事務業務を行っています。予約はインターネット、Fax、電話など複数のルートがあり、漏れやダブルブッキングの無いよう迅速丁寧な応対が必要です。

私がフロントに立っている時にも、「また来たよ」「朝食が美味しかった」「ぐっすり気持ちよく眠れた」などのあたたかく嬉しいお言葉をいただくことも多く、日々の励みになっております。

レストラン「サンライズ」のスタッフは常時2人（繁忙期は3人）で1日の活力の源となる美味しい朝食をご提供しております。前日夜に下準備し、当日の早朝に調理し朝定食（ミニ・和・洋）やトーストセット、ドリンクを提供しております。

お米は新潟県産コシヒカリを使用し追加料金をいただきますが、ご飯とパンはおかわり自由でその日のパワーチャージをしていただけます。

その他の業務として配膳、ご提供、片付け、清掃などを行っております。

客室、館内の清掃は常時3人（繁忙期は4人）で行います。
お客様はインからアウトまでの間のほとんどをお部屋で滞在されますから、その時間の中でいかに快適に過ごしていただけるかを考えながら行っております。

清掃のスタッフはお客様と直接接することはありませんが、当館清掃勤務25年のベテランさんを筆頭に、ベッドメイキングをメインに客室内の清掃・備品補充、ロビーやオープンスペースなど館内全体を清掃します。

フロント、厨房、清掃、どのセクションでもお客様に快適に過ごしていただけることを一番のベースとして業務にあたっております。

朝日屋旅館の頃はのんびりくつろげる旅館をモットーにしていたそうです。祖母・母のその心を残しながらお客様に親切丁寧な対応を心がけ、ゆっくりくつろいで、ぐっすり眠って疲れを癒し、明日の活力につないでいただける場所でありたい。

人間の大切な「眠り」という休息の場を提供する場所であるからこそ、その善し悪しがこの地の印象にもつながるのではないかと思います。フロントがホテルの顔なら、ホテルは地域の顔となるのではないでしょうか。

宿泊業としてこの上越に根差し祖母や母が育ててきた信用、そしてお客様とのご縁を大事にし、地域の顔として笑顔でお客様をお迎えしたいと思っております。

時代とともにサービスの在り方も変わります。
時代のニーズに合わせ、それにしっかりと対応しながら、これからも皆様に利用していただけるホテルであり続けたいと思っております。