株式会社ミヤトウ野草研究所
「健康と長寿」をテーマにした製品づくり
2023.12.26. 公開
人の健康に役立つ酵素
当社、ミヤトウ野草研究所ではたくましい生命力を秘めた妙高山麓の野草をはじめ、野菜・果物・穀類・海藻などを原材料に、発酵飲料や発酵食品、野草茶・野草酒などの製造・加工・販売を行っております。
創業者・近藤 堯(1931.3-2016.11)は生涯にわたり「人の健康に役立つ酵素」を追究し、数々の酵素製品を世に送り出し続けてきました。
私たちはその理念と “本物” づくりを承継し、人々の健康長寿に貢献し続けることを使命としております。
家族に飲ませたい本物だけをつくる
代表取締役の柳澤博幸と申します。
私は2006年に入社し、前職からの経験を生かして総務・経理を中心に、いわゆる “番頭” 的な役割を担ってまいりました。
常務取締役を経て、代表取締役に就任したのが2016年8月。「従業員の代表として経営に携わる」という考えの下、社員には社長ではなく「代表」と呼んでもらっています。
当社は2024年で創業70年。この年月のなかで近藤が生涯を捧げた研究開発、“本物” へのこだわり、磨き上げてきた製法を今も大切に受け継いでいます。
とりわけ、化学薬品の大量投入を避けられなかった戦後日本の畜産や農業、人々の健康の行く末を案じた近藤の「家族に飲ませたい本物だけをつくる」という想いをつないでいくことを第一に、私たちは日々の仕事に取り組んでおります。
地元・妙高山の麓で採れた原材料を使い、妙高ならではの良さが詰まった発酵製品を手作業でつくる。
文字通り手間暇のかかる地道な作業も多いですが、本物をつくるため変えてはならないことは変えないこと。これもまた大切にしていることのひとつです。
当社のあゆみ
当社は従業員の約8割が製造分野の仕事に携わっており、他には研究室、品質管理部、営業部、総務部があります。
斐太村(後の新井市〜現 妙高市)の近藤の自宅離れから始まった事業所は、1989年に新井市(現 妙高市)経塚町へと移り、1993年には妙高市工団町(当時は新井市石塚)に工場を造り主要製造部門を移転。2004年にさらに新しく工場を建て、本社もこの工団町へと移転してまいりました。
ちょうどその頃、世の中の健康志向の高まりを受けて健康食品にかかわる国の制度見直しもあり、市場が大きな成長期へと突入しました。
当社にはそのずっと前から、数十年にわたって積み上げてきた研究成果と知識・技術があったため、全国からご依頼・ご相談が寄せられるようになったのです。
2011〜12〜13年と、2017年・22年にも工場を増やし、独自の設備を構え、各企業様からのご依頼にお応えしております。現在、当社の生産はPB・OEM(受託製造)が9割以上を占めております。
相手の顔を見て笑顔で挨拶
創業者の近藤は生前、現場を退く最後の日まで、事務所に入ると必ず立ち止まって従業員に一礼をし、挨拶の言葉を発していました。
おそらくこの振る舞いが浸透し社風として定着したのだと思いますが、今も来客の際などは事務所の者は全員が手を止め、起立して挨拶をします。よく驚かれますが、これは特に指導や教育をしているものではありません。
近藤が常々、周りに言っていたのは「挨拶をしない人のことは覚えません」という言葉です。
実際、製造現場では全身を作業服で覆い、目元くらいしか見えていませんから、挨拶もできないようでは相手が誰かも分かりません。挨拶は共に働く者同士のコミュニケーションの礎です。
挨拶に始まり、誰とでも気兼ねなく声を掛け合える会社であること。互いの立場を垣根とせず関わり合うことで、世の中のことや他世代の人の考え方など、いろいろな情報、人生の経験値や知識が得られます。
もっと具体的なところでは、日々の仕事の進捗状況を過不足なく確認・共有でき、ひいては労働災害の防止にもつながると考えています。
地元の人が働く、地元の企業でありたい
ドクダミ・ヨモギ・ツユクサ・オオバコ・スギナなど、原料となる野草は妙高山麓などで採れたものを使用しています。その生命力たるや!
とりわけ雪の多い年は生育に勢いがあり、ミネラルも有用菌も豊富になります。重い雪の下で、地中の恵みをたっぷりと蓄えているのでしょう。
これらの野草は地元森林組合を通じ、地域の様々な方のご協力のもと採取されており、組合に集められた野草は全量を買い取っております。
地産地消や地域雇用など、経済の活性化を担うことが地元への恩返し。妙高の自然を生かした地場産業として、今後も本質を変えることなく製品づくりに取り組んでまいります。
[Staff Voice]
私たちの仕事と働き方
職人のような仕事のおもしろさ
[製造1課|黒田元樹]
[製造1課|黒田元樹]
私は2021年に地元・妙高市にUターンし、ミヤトウ野草研究所に入社しました。野草を専用の機械や丸釜で煮出し、発酵飲料のベースとなるエキスの抽出作業やエキスを濃縮する作業などを担当しています。
抽出したエキスは熟成室で1年2ヶ月かけてゆっくりと発酵・熟成させています。丸釜を使う作業は、抽出状態に合わせ撹拌棒で混ぜるなど手仕事も多く、自分の感覚を大切にする職人のような仕事のおもしろさを感じています。
大切にしていること:確認の徹底
当課の業務では煮出したエキスなど高温のものを扱うことが多いので、状況確認を怠ると重大な事故につながりかねません。
私が仕事で最も大切にしていることは「確認事項の徹底」です。
ちょっとした操作ミスが製品不良を引き起こしてしまう可能性があります。それらを防ぐため、ひとつの作業ごとに声に出して確認する「指差呼称」を必ず行っています。
健康に携わる仕事で、自身の健康も改善
東京で働いていた時は勤務時間が不規則な上、食事も外食ばかりでした。
ミヤトウ野草研究所に入社してほとんど残業が無く平日でも自分の時間が確保できるようになったため、これまでの生活を見直し、ウォーキングを始めました。
また、近くに外食できる場所が少ないという環境もありますが、毎日自炊するようになり、この2年で体重が10キロも減って血圧も正常値に!
健康に携わるこの仕事に就いたからこそ、自分の身体を見つめ直すことができ、想像以上の成果を得られました。
身体が資本の仕事。今後は筋トレも加え、鍛えるとともに、料理のレパートリーももっと増やしていきたいと思っています。
手仕事にこだわり製品をつくりあげる
[製造2課|平井彩美]
[製造2課|平井彩美]
2課は「粉物」を扱う部署で、粉末や顆粒製品をつくっています。
製品によって作業は変わりますが、主にエキスを凝縮した原料を①手で細かくし、②乾燥させる、という工程を繰り返し、最後に機械で粉砕して粉末にします。顆粒の場合は粉末に水を添加し、ふるいで濾す作業を繰り返し、顆粒に仕上げていきます。
液体や個体から粉体へと、私たちが手を加えるごとにその姿を変えていきます。手をかけた分だけ良いものができると思うと、やりがいはもちろん達成感も味わえます。
大切にしていること:経験の共有
2課は20代から60代まで幅広い年齢層の社員が在籍し、グループに分かれて作業を行っています。
私は入社14年ですが、もっとベテランの先輩方もたくさんいらして、どの部署のどのグループにも教え合い学び合うことのできるメンバーが揃っていると思います。
私自身、分からないことがあれば必ず先輩に質問や確認をするようにしていますし、後輩や新しいメンバーとは作業しながら「そこはこうした方が」と、小さなことでもコミュニケーションを取り伝え合うなど、経験をみんなで共有することを大切にしています。
共有するためには、伝わる説明が必要です。
機械作業であればマニュアルを見ながら教えることができますが、私たちの仕事はほとんどが手作業なので、力加減など、“感覚” を言語化し、伝えることに難しさを感じることが多いです。
でもそういう「伝え方」も、皆でコミュニケーションを取りながら共有していければ、より良い状態を築いていけると思います。
仕事と私生活のメリハリがつけられる
残業がほとんど無く、働きやすい環境が整っている職場です。課内でのフォロー体制がしっかりできているので、有給休暇が取りやすいのも魅力です。
私は旅行が趣味なので、大型連休には旅行に行くことが多いです。きちんとリフレッシュすることで、仕事への意欲も湧いてきます。仕事とプライベートのメリハリがつけられるのも、この会社の良いところだと思います。
シゴトバ情報
株式会社ミヤトウ野草研究所
「健康と長寿」をテーマにした製品づくり
- 所在地
〒944-0020 新潟県妙高市工団町7番7号
- 電話番号
- 0255-73-7189
- FAX
- 0255-72-3842
- 代表者
- 代表取締役 柳澤 博幸
- 業種
- 製造業(飲食料品)
- 事業内容
- ・酵素原液の製造及び加工並びに販売
・発酵食品の製造及び加工並びに販売
・酒類の製造及び加工並びに販売
・化粧品類の販売
・上記に付帯する一切の業務
- 従業員数
- 154名(2023年12月現在)
- 資本金
- 4,000万円
- 創業・法人設立年
- 昭和29(1954)年4月1日 創業
昭和59(1984)年8月7日 設立
- Webサイト
- https://www.miyatou.co.jp/
このシゴトバが「イイね!」と思ったら…
アンケートフォームから応援コメントをお寄せください。アンケートをお送りいただいた方には
抽選でステキなプレゼントが当たります!